ひとふり虎徹 結
長曽祢が帰城すれば、待っていましたとばかりに大宴会となった。防人作戦成功及び先行調査の成功を祝し、その上満開の花見さえ合わさってもう誰の手にも負えない。防人作戦直後に蜂須賀が倒れたので、お祝い気分になりきれなかったことが拍車をかけている。 …
ひとふり虎徹
ひとふり虎徹 後編
蜂須賀の歴史を守るため、長曽祢が昭和初期の熱海に出陣する話。
ひとふり虎徹
ひとふり虎徹 中編
「おれを虎徹と間違えた?」 長曽祢に首根っこをつままれ、自らを金長と名乗った狸はふてくされた様子で長曽祢に頷く。「殿様の虎徹が外に居ったけん……、ほなけんどなんでまちがえたんかもう分からん」 狸はふてくされるが、さもありなん。「殿様の虎徹─…
ひとふり虎徹
ひとふり虎徹 前編
贋作とされた蜂須賀虎徹の物語を守るため、長曽祢虎徹が出陣する話
ひとふり虎徹