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長船の里の子守唄

夢見の悪い小豆と、燭台切の話。用語を捏造しています。“のみとり”と同一設定。

雨市

トオル君中心 ポストアポカリプス系嘘世界の話

終 御手杵の槍

うららかな春のそよ風が、頬をくすぐる心地よさにうっすらと目を開いた。「これが御手杵かあ」声がする。自分に目があることを何となく感じた。ガラスケースの向こうに自分をみる瞳がある。とろりと柔らかく暖かな泥のような微睡みの心地よさに、御手杵はほほ…